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【感想】映画『アウトレイジ 最終章』次の瞬間、誰が死ぬ?! 緊張感で目が離せない!

アウトレイジ 最終章

描画時間:24分

『アウトレイジ 最終章』を見て来ました。ヤクザの抗争を描いた映画です。

怖かったです。自分とは全く関わり合いがない世界ですが、「自分もこうやって簡単に命がとられるのでは」なんて思ったりして。想像力の羽を広げて、当事者意識で見ると、怖すぎます。

「面白かった」っていう映画ではなかったです。画面から伝わる強い緊張感が、心臓に重い鼓動を与え、2時間くらいなら、その「重さ」は心地悪いものじゃない。
そんな風な感情で映画を見ていました。
まあ、最後まで画面に惹きつけられていたから、面白かったとも言えるかな。「面白い」の言葉の定義が難しい。

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『アウトレイジ 最終章』物語作りに役立つところ

全篇にみなぎる緊張感でしょうか。いつ誰が死ぬかわからない、死なないまでも暴力、暴力への布石となる話し合い、など次の画面で何が起こるかわからない展開が緊張感を呼び、画面から目を離させないし、余計なことを考える余裕を与えない(退屈な映画だと昼食べた肉うまかったな、なんて思うじゃないですか)。
厳密に言えば次に起こることはわかります。「暴力」です。
「暴力」は大体において物語を動かします。その結果が、その後の展開に関わります。もちろん目を背けたくなる人もいるでしょう。
「何かが起こる」という予感は、人を引きつけますし、その期待から「見逃せない」と思わせます。
暴力自体にも、人間を本能的に引きつける要素があるかもしれません。

登場人物一人一人全員に個性があるわけでないのですが、「全員何かやりそう」という、雰囲気があるんですよ。ヤクザというバックグラウンドがそういう雰囲気を出させているのかもしれません。

そんなわけで、息抜ける場面がないです。ところどころにユーモアを感じさせるところはあるのですが、それは本当一瞬で、例えですが、息を吸うだけで吐く合間がありません。
かなり見ていて疲れました。

息抜ける場面がもう少しあれば良かったなとは、個人的には思いました。でも、そうすると映画の雰囲気が変わってしまうかもしれませんね。

『アウトレイジ 最終章』物語のあらすじ

物語は、韓国済州島の歓楽街から始まる。日韓を牛耳るフィクサー張(金田時男)会長のもとに匿われていた元【大友組】組長大友(北野武)は韓国済州島におり、歓楽街の店を取り仕切っていた。【花菱会】幹部、花田(ピエール瀧)がその店とトラブルを起こし、果てには張会長の部下(大友の部下でもある)を殺めてしまう。
表面上は【張グループ】と【花菱会】は金で解決しようとするが、花田が起こしたトラブルは【花菱会】の内部抗争に利用される。
この抗争の中、済州島で殺人の復讐と大友が韓国に逃げるきっかけとなった事件の因縁に片をつけるため、大友は日本に来る。市川(大森南朋)たち部下も日本に来て、復讐が始まった。

『アウトレイジ 最終章』まとめ:物語の構造

物語は抗争と復讐劇である。それを決められた時間の中で、矛盾なく展開し、見せたい場面(銃撃場面や、珍しい殺し方)をどこに置いていくか、で物語を作っていつたのではないだろうか。

作っていく中で、見せたい場面ができたら、脚本は変えていったのかもしれない(そんなことをどこかで読んだ気がする)。
多分物語は大きな矛盾さえなければ、そんなに気にして作ってはいないと思う(もちろん簡単にできるものではないけど)。

それでも成り立つのは、画面から発っせられる強い緊張感があるからだろう。緊張感によって、目を離させなくしている。
絵力か役者の力か、音楽か、それがどのように配分されて緊張感を作っているかはもう一度見ないとわからない。

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