【感想】映画『ダンケルク』解放の光が眩しくて。
凄い映画だ。
正直、「面白かった」と言われると、よくわからない。しかし、「つまらないか」と言われると、「そんなことはない」と言いたい。
凄い映画だ。
9月15日(金)、会社帰りに見て来ました。都心の映画館は、レイトショーで料金が安くなったりしないのね……。
監督は「ダークナイト」を撮った人なのね。『ダークナイト』はよかったな。あと『インセプション』『インターステラー』などを撮った人だそうです。
『ダンケルク』物語作りに役立つところ
最後に集約されるとはいえ、全く時間軸が別の物語を同時に描いていることだろう。
こういう描き方していいんだな、と思った。
しかし、そのパートが始まる画面で、「陸、一週間」「空、一時間」「海、一日」と字幕が出て、「あっこれは、この空の視点の描かれる物語は一時間」だろうと、確信はなかったが私は思った。しかし、見ているうちに自分の解釈はが正しかったが、わからなくなってしまった(公式サイトのあらすじを見て、自分は正しかったと思った)。
よほど、物語以外の力(この作品なら映像とか)が強くなければ、視聴者は混乱して、途中で見るのを諦めてしまう気がする。
「これどうなっているの?」と考えているうちに、目の前の物語が進んでしまい、さらにわからなくなるという悪循環に陥る可能性がある。
どういう風に物語を進行して行くかわかった現在なら初見より楽しめそうである。
では、物語を追っていこう。
『ダンケルク』物語のあらすじ
1940年5月第二次世界大戦当時、独軍は英・仏両軍をドーバー海峡の近くのフランスの街ダンケルクに追い詰めていた。
英軍の兵士、トミーはどうにかしてダンケルクから脱出し祖国に向かおうと、脱出行の中で出会った兵士とともに努力する。
英国はダンケルク(海を隔てた対岸)に残る人々を救出するための作戦を決行するため民間の船をも徴用する。
その徴用を逃れ、自らの力で助けに行く民間人の船長。
そして、ダンケルクにいる兵たちに爆撃を行う独軍の戦闘機と戦う、英軍の戦闘機。
上記、陸・海・空の3つの視点が、それぞれ違う時間軸(陸のトミーのパートは一週間、海の船長のパートは1日、空の戦いは1時間)で、交互に描写される。
ダンケルク脱出作戦を最後まで、映像は追って行く。
『ダンケルク』まとめ:物語の構造
起承転結のようなものはなかったし、登場人物の魅力で見せる話でもない、
終点が決まった時間軸の中で、舞台を設定し、その中で右往左往する状況を淡々と映す作品だった。
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