【感想】映画『スクランブル』初めからクライマックス!! ハイスピードムービー!!
ほぼカーアクションで構成されている映画。
「車の作成年代とか出てきて、車好きが見たら、超楽しいんだろうな」と思わせる。あいにく車に乗らない私はそういう部分では楽しめなかったけれど、主人公たちが車を見て興奮して解説するのを見ると「すごいんだな」と伝わってくる。
もちろん車好きじゃなくても、楽しめる。トラックに飛び乗る主人公アンドリュー(スコット・イーストウッド)。車で飛行機を止める主人公ギャレット(フレディ・ソープ)。なんといってもカーアクションが楽しいから。
最後にちょっとしたビックリもあった!
小説だったら「犯罪小説(クライムノベル)」って言うんだろうけど、映画の場合「犯罪映画(クライムムービー)」っていうのかな?
『スクランブル』物語作りに役立つところ。
約90分の映画で、詰め込められたアクションの時間配分かな。
どれくらいアクションを入れているか。
あとは意外な展開と思わせる、映像の作り方(カット割り)。
『スクランブル』物語のあらすじ
高級クラシックカー専門の世界一の強盗団、フォスター兄弟(アンドリューとギャレット)は、競売で買われた運送中のクラシックカーを盗む。
しかし、盗んだ相手が悪かった。マルセイユを根城にしているマフィア、モリエールだった。
モリエールに捕まった、フォスター兄弟は、巧みな話術でモリエールが敵対するマフィア、クランプから62年型フェラーリ 250GTOを1週間で盗むことで許されることを承諾させる。
作戦を決行するためフォスター兄弟は、アンドリューの恋人、一流ハッカーのステファニーやスリの達人の美女、爆弾を操る青年など、仲間を集める。
フォスター兄弟を追う、インターポールや、モリエールから送られて来た監視役の男などが邪魔し、なかなか計画が立てられない。
『スクランブル』まとめ:物語の構造
これはラストの意外な展開から考えて、その方向にいかせるように前半の物語を考えたのかもしれない。
主人公たちが動く動機を所々に入れて、物語が停滞しないように作っている。
主人公たちの目的は、モリエールから逃れること。そのためにクランプから車を盗むことが、その条件として出せれる。
目的を達成させれば、物語は終わる。
一見、この「クランプから車を盗む」ことが、主人公たちの目的見えてしまう(物語上でもその方向性だけを見せている。ミスリードでもある)。しかし、主人公たちの目的は、あくまでモリエールから逃れることである。
どんな手段であれ、モリエールから逃れれば物語は終わるのである。
物語の前半で、主人公たちの最終目的が設定される。その提示された目的を達成するまでの物語。
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