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【感想】アニメ『「A.I.C.O. Incarnation」 第3話』人間は信じたいものを信じる

A.I.C.O Incarnation

「ネットフリックス」オリジナルアニメ『「A.I.C.O. Incarnation」第3話「決断」』の感想です。本編の内容に踏み込んだ文章を書いています。ぜひ先に『「A.I.C.O. Incarnation」第3話「決断」』を鑑賞してください。その上で再び、ブログを見に戻ってきていただいたら非常に嬉しいです。
その他の「A.I.C.O. Incarnation」の感想はこちらから。

「人間は信じたいものを信じる」よく言われる言葉ですね。

例えば、日本は少子高齢化が進んでいます。誰もが「このままじゃよくない」と思っているのではないでしょうか。少なくとも将来に漠然とした不安はあるはずです。
しかしながら、こうも思っているのではないでしょうか「自分の時代はまだ大丈夫だろう」と。
わたしは日本の少子高齢化が言われているほど大変なことなのか、それとも工夫をすれば解決策があるのか、詳しくは知りません。
しかし、なんとなく「大丈夫なんじゃないかな」なんて、のほほんと考えています。
多分、自分がいわゆる高齢者と言われる時代になって初めて知るのでしょう。もう、自分たちを支えられるほど若者が存在いないことを、そしてその若者たちの憎悪の対象にすらなることを。
でも、もしかしたらそんな時代は来ないかもしれない。わたしは、そう思いたいです。

対策庁に拘束されたアイコと雄哉をダイバーたちが助け出す。そしてマターによる大活性活動が観測されたプライマリー・ポイントへ向かうことに。

ネットフリックスの作品エピソードから、『「A.I.C.O. Incarnation」 第3話「決断」』のあらすじを引用しました。

アイコもまた信じたい真実を信じます。それが自分を危険にさらす行動であるにもかかわらず、母と弟が生きていることを信じ、爆心地に向かうのです。

アイコは母と弟が生きていることを信じたいと思った

データ上は母と弟は亡くなっている

前話の最後で、アイコは黒瀬たちに連れて来られた施設から、何者かに連れ去れました。同時に神崎も連れて行かれました。
どうやら国の人間(いわゆる公務員)に連れて来られたようです。

連れ去れた先でも、アイコは素直です。対峙した女性に対して、敵意などは抱いてはおらず、早く病院に戻って自分を治療した伊佐津に会うことを切望しています。
アイコは、女性に黒瀬や神崎が「生きている」と聞かされていた母と弟について「生きているのか」と質問します。
答えは「亡くなっているでした」。正確には国に残っているデータ上は死亡扱いになっているということでした。
彼女はショックを受けうつむきます。

アイコは「生きているって信じたい」と言った

病院への移動のため、連れて来られた施設から外に出て車に乗っていると、神崎を助けに黒瀬たちが集めたダイバー(爆心地に入ってマターと戦っている人たち)が来ます。

アイコは彼らとともに黒瀬たちの施設へ再び向かいます。

アイコはそれを拒否することもできたはずです。国の人間たちが周囲にいる状況で、嫌がる人間を無理やり連れて行くのはどんなに身体能力が高くても難しかったでしょう。
しかし、アイコは「母と弟」を助ける選択をします。それが危険な場所に行くことになることもわかっていたはずなのに。

国の人たちから逃げるとき、アイコは神崎に「母と弟」が生きているかをもう一度問います。神崎は、アイコからその問いと、国の人間から「亡くなった」と知らされたことを伝えられたうえで「君はどう思う」と逆に問います。
アイコは「生きていて欲しい」「生きているって信じたい」と答えます。

希望があるなら、その希望を信じたい

アイコはバーストの原因です(正確にはアイコの手術が)。黒瀬たちの目的はマターをどうにかすること、そのためにアイコが必要なのです。アイコの「母や弟」に興味があるわけではありません(できるなら助けたいとは思っているでしょうが)。物語を見ていると、アイコの「母と弟」が生きていることは本当のことのように思えますが、もしかしたらアイコを騙している可能性もあります。

バーストで実際に死んでいる人はたくさんいるでしょうし、アイコはそれを知っているはずです。加えて、黒瀬たちは自分を危険なところに連れて行こうとしている人たちです。
アイコにとって黒瀬は知り合いではありますが、通常では自分を危険な場所に連れて行こうとする人たちを簡単には信じられないのではないでしょうか。

アイコは黒瀬たちを信じます。黒瀬たちの人柄も悪いように見えませんが、アイコは黒瀬たちを信頼して信じたというよりは、「母と弟」が生きていることを信じたいという気持ちから、恣意的に黒瀬たちを信じたのではないでしょうか。

私たちが「この人は信じられる人」だと思ったとき、果たしてそれは、本当に自分の心から目の前の人物を信じているのでしょうか?
もしかしたら、その人が発する言葉が自分の希望に沿っていて、それを信じたいだけなのかもしれません。

そんなこと言っていたら、誰も信じられないような気がしないでもないですね。
「希望を思わせる言葉」を信じること自体、悪いことではないと思います。何もかも疑っていたら、希望を叶える機会を失ってしまうこともありますので。
しかし、自分が何を信じているのかわかった上で他者の言葉を信じるのと、わからないで信じるのでは、前者の方が良いとわたしは考えます。

物語は爆心地に向かっていくようです。プロローグが終わったという感じですね。

サブタイトルは「決断」ですが、アイコが爆心地に向かう意志を固めたところを印象的に演出していないような気がします。
演出過多になるのを避けたのかもしれません。

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